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元は通訳案内士試験・英検一級受験勉強中に開設したブログ。数年放置後、今後はランニングブログになる予感…?


by yongohingo

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9月に読んだ本

9月は働き過ぎ、10月はその反動か気が抜けて風邪をひいたりして、全然読書が進みませんでした・・・。10月あと数日残ってますが、今読んでる本は一気読みするよりもその空気をゆっくり味わいたいタイプの本なので、とりあえず読書記録をまとめちゃいます。

"Interview with the Vampire" Anne Rice
8月末に通訳ガイド試験が終わり、久々に英語で小説を読むのを楽しみにして手に入れた本でしたが、残念ながら期待外れでした(もしくは私が期待し過ぎていたのか)。文章が美しく、深みがあって前半はかなり感情移入していたのですが、一週間の出張で忙殺されてしまい、途中で興味が無くなったのが原因かも。映画化もされており、よく知られているストーリーでしょうから説明は割愛しますが、最初から最後まで感傷的過ぎて、読み終わるころには食傷気味。こういうvampireとかfantasy系の小説は、集中して一気に読むべきですね。仲の良い友達2人にお勧めされていたのですが、これはがっかり。Anne Riceの作品は歴史物が面白いらしいので、一冊読んでみようかとも思うけど、正直しばらくはいいです。良かったのは物語の舞台となっているニューオーリンズの雰囲気。アメリカはNYしか住んだことがなく、南部の州には興味が無かったのですが、今年になって"Midnight in the Garden of Good and Evil"(ジョージア州サバナが舞台)も読んだせいか、最近ちょっと興味があります。

「歴史を紀行する」司馬遼太郎
ふらりと入った神田の古本屋で157円で買った本。高知、会津若松、滋賀、佐賀、金沢、京都、鹿児島、岡山、盛岡、三河、萩、大阪の12か所を作家が訪れ、その風土と歴史について考察を述べています。今度会津若松に行くのと、私の故郷である佐賀が取り上げられいたのが、購入した理由。どの章も面白かったですが、滋賀と大阪の章は特に面白かったです。滋賀って、佐賀と一緒で素通りされがちな土地だと思うのですが(滋賀県の皆さま、すみません・・・)、あまり知らなかった分、近江商人の話など、大変興味深く読みました。今度関西方面に旅行に行く時には、必ず近江八幡にも足をのばそう。大坂の章は新たな発見が沢山ありました。関西一の商業都市である大坂については、現在の活気ある姿をメディアなどで良く目にするせいか、その成立・歴史についてはあまり考えたことがなかったことに気が付きました。先日出張で姫路に行った時にも感じましたが、関西には豊臣秀吉と織田信長の足跡が未だ色濃く残っているんですね。


「阿Q正伝・藤野先生」魯迅/駒田 信二 (翻訳) (講談社文芸文庫)
9月に読んだ本_f0233815_0221870.jpg出張で仙台に行った際、通訳として同行していた中国人の方から魯迅が仙台で留学生として医学を学んでいたことを初めて知りました。留学生時代の師について書かれている作品「藤野先生」は、中国では広く読まれているそうです。その作品が読みたくて大型書店に行ったら、魯迅の本が山ほどあってびっくり。あまり時間もなく面倒だったので一番最初に手に取った本を買いましたが、これは翻訳も素晴らしく、大正解!魯迅は結局医学の道を離れ、作家として中国で大成するに至るのですが、「藤野先生」には彼が中国の将来を危惧し、政治に目覚めたエピソードも紹介されており、中国近代史についても考えさせられました。
この本には中学生の時に読み、おぼろげにしか覚えてなかった「故郷」も収録されているのですが、その当時はまだ故郷と呼べる場所が無かった私。佐賀、NYと2つの故郷を離れて東京という大都市で暮らす今読むと、ぐっと来るものがあって涙してしまいました。こんなに力がある作品だとはその時には気が付かなかった。今回の同行出張で日中関係についてなど考えるきっかけを沢山得て、魯迅についても調べてみたのですが、「故郷」は中学3年用国語教科書の5社すべてに採用されているそうな。皆読んでるんですね。「故郷」、大人になってもう一度読んで欲しい作品No.1かもしれません。

長くなったので10月に読んだ本はまた別の日に。というわけで、9月に読んだ本はこの3冊のみ(レビュー、遅っ!)。仕事が充実していたとは言え、少なすぎです・・・。10月は逆に腑抜けて随分長いことダラダラしてしまったので(山三昧の一カ月にするつもりが週末天候が崩れて北岳にしかいけなかったし・・・涙)、そろそろ自分に喝を入れなくては!!
by yuko_in_kichijoji | 2011-10-27 00:48 | My Library