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Remember that you are a Black Swan - Nassim Nicholas Taleb


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4月11日から5月25日の間に読んだ本(part 1:仏像編)

忘備禄book review、前回(2月10日~4月10日の間に読んだ本)に引き続き、また中途半端な区切りですが、今切りがいいのでまとめます。今月に入ってからかなりいいペースで本を読んでるので、part 1とpart 2にまとめます。part 1は、仏像編!

土門拳「土門拳の古寺巡礼」
去年八王子市夢美術館で同名の展覧会に行った時に激しく迷った末買わなかった本。結局、奈良旅行から帰ってきてからアマゾンで購入してしまいました。去年は色々な展覧会に行きましたが、一番感動したのが空海と密教美術展(上野の国立博物館開催)でみた空海自筆の「三教指帰」と土門拳の古寺巡礼展でした。土門拳の撮る仏像は、語りかけてくるのです。その日夢美術館が空いていたのも幸いして、仏像とゆっくり対話できたのはとても幸せなことでした。混んでいるお寺や展覧会ではなかなか体験できないことです。個性的な仏像は「休むことなく走っている」という土門拳。言い得て妙ですね。本当に美しいものは、いくつの年月を経ても不朽のエネルギーとバイブレーションを発っしていると私も感じます。巻末の土門拳と関係者のエッセイも読みごたえがあり、大満足。この本、買って正解でした。夜寝る前に開くと満たされた気分になります。今年の秋、山形の酒田市に行く予定なのですが、土門拳記念館に行くのが今から楽しみです。

みうらじゅん・いとうせいこう「見仏記」
友達がオススメしてくれたyoutubeのリンク「みうらじゅんの仏像通」でみうらじゅんという宝物を見つけた私。みうらじゅんと言えば、ふざけたイメージが強いかもしれませんが、このドキュメンタリーは真面目に作られていて、西村公朝さんの貴重なインタビューもあり、とてもよくできていると思います。みうらじゅん、有名人なんですね~、私全くTV見ない(持ってもいない)ので知りませんでしたが、すっかりファンになっちゃいました。そこで早速買った、この本。みうらじゅんが仏友(ぶつとも=仏「ブツ」を一緒に見に行く友達)と呼ぶいとうせいこうさん(何故かみうらじゅん以外は皆「さん」付け・笑)と二人で日本各地のブツに会いに行った旅のルポルタージュで、いとうせいこうさんが文担当でみうらじゅんは絵を担当。正直なところ、私はみうらじゅん節を期待して購入したので彼の文章じゃなかったのががっかりでしたが、時に突飛な行動を取るみうらじゅんをクールに観察する左脳派のいとうせいこうさんと右脳派のみうらじゅんの掛け合いが面白い。いとうせいこうさんは結構理屈っぽく、東北では仏教が権力を見せつける政治手段として使われていたとか、何故当時仏教伝来の入り口であった九州ではなく奈良・京都で仏教文化は花開いたのかという論点は面白いけれど、特筆すべきは伽藍配置をバンドの配置、平等院鳳凰堂を合体ロボ、弥勒菩薩をウルトラマン、如意輪観音をエマニエル夫人に例えちゃうみうらじゅんの感性です。そして小学生時代に作っていた「仏像スクラップ」のレベルの高さ・・・!これを巻頭の写真で見れただけでもこの本を買った価値ありだったと思います。私も仏友、欲しい!

みうらじゅん「マイ仏教」
ああ、もうここまでで疲れてきたので以下は短めにいきます。「見仏記」でもの足りなかったので買ってしまったみうらじゅん著の本。少年時代に住職になることを夢見て浄土宗系の中学・高校に6年間通っただけあって、仏教の基礎についておさえるべきところはきちんとして勉強になるし、かつ彼独自のユニークな見解も充実していて、大満足でした。私の胸をつかんだtake home messageを下に列挙します。

- 諸法無我=自分なくし
「本当の自分」なんてものはなく、大切なのは「自分探し」ではなく「自分なくし」の方という主張。これ、究極のポストモダニズムですよね。流石みうらじゅん。
‐「いや、~」「でも、~」「何でこの俺(私)が」と言わず、「機嫌を取る修行」を重ねる
上述の「自分なくし」の実践で、自分を変えることを恐れず(なんてったって諸行無常ですから)、善行を重ねることを奨励しています。みうらじゅん、真面目なところもあるのね。自分をなくすと言えば、先日見たStephen Fryのインタビューでも同じようなことを言ってました。

他にも素晴らしいメッセージ、考えされられるポイントが色々あったのですが、割愛。「仏教徒」として生きずとも、煩悩をたくさん抱えながらも仏教の哲学を取り込み、生きていくというひとつの生き方のよき指南書だと思います。

西村公朝・飛鳥園「やさしい仏像の見方」
一番勉強になった本。実は今訪れている仏像ブームはにわかではなく、2、3年前から密教に興味があって色々本を読んだりお寺に行ったりしてるのですが、体系・種類などよくわからないままに見ていた仏像や曼荼羅の意味がやっとわかるようになりました。仏師、僧侶の西村公朝さんの解説は本当に易しく、わかりやすいです。私みたいに、仏像初心者で、好きだけどよく分からない、うまく説明できないという人にオススメ。この値段でこの内容は本当にお得です。
飛鳥園って、誰?と思って調べてみたら、奈良市内にある仏像写真ギャラリーらしいです。今度奈良に行く時に足を運んでみよう。
http://www.askaengallery.jp/

こうしてまとめてみると、仏像の本ばっかり読んでいて自分でも「私はいったいどこに行くのか・・・」(遠い目)という感じがしますが、思えば日本では一緒に話をして盛り上がれる人が少ないインド文学ブーム、オーストラリア文学ブーム期にあった頃と比べたら、共有できる人が圧倒的に多いし、通訳案内士の資格をとるためという実益も兼ねてるし、なかなかいい趣味だと思います。山と一緒で、年を取っても楽しめるし。

その他、和辻哲郎の「古寺巡礼」(古典ですね)も勢いで買ってしまいましたが、これはじっくり噛みしめて読む「スルメ系」の本なので、今度京都・奈良旅行に行くまでに時間をかけて読みたいと思います。今度は10月か11月、ちょっと涼しくなった頃にゆっくり行きたいですね。もう行きたいお寺は大体決まってるんです、ふっふっふ・・・。奈良国立博物館にも、必ず行かないと!
by yuko_in_kichijoji | 2012-05-26 02:55 | My Library | Comments(0)